電話回線工事の業者選びで注意すべきポイントを解説!
これからオフィスの新設や移転を計画している場合、電話回線工事の業者選びをしなければいけません。でも業者ならどこでも良いと考えて適当な選び方をするのはNGです。すべての業者が信頼出来て安く工事してくれるわけではないからです。
この記事では業者選びをする時の注意点や、見積もりを出す前に行うべきことを解説したいと思います。
1.電話回線工事で業者を選ぶ時の注意点
電話回線工事を業者に依頼する場合は慎重に依頼先を選ぶ必要があります。業者によってはトラブルが発生する恐れもあるからです。業者を選ぶときは以下のようなポイントを意識しましょう。
業者選びの注意点1:免許を持っている業者を選ぶ
当たり前のような話に思えるかもしれませんが、業者を選ぶときは免許の有無をしっかり確認しましょう。電話回線業者に限ったことではありませんが無免許で作業をする業者も実は少なくありません。「電気通信設備工事担任者」という資格を持っていることを最低条件にしましょう。
電気通信設備工事担任者とは公衆回線やケーブルテレビなどの通信回線や端末の接続工事を行う担当者のことです。国家資格なので有資格者は信頼性が高く一定のスキルを持っているとみなせます。ちなみにこの資格にはAIとDDという2つのタイプがあり、AIはアナログとデジタル回線に関する仕事でDDはADSLや光回線に関する仕事に必要な仕事です。
業者選びの注意点2:工事内容を詳細に説明する
電話回線工事と聞くとなんだか難しそうですが、信頼できる業者であればある程度依頼側が理解できる仕方で説明してくれるはずです。よく訳が分からない用語を並び立てて見積もりを出してくるような業者はやめておきましょう。何にどれくらいの費用がかかるのかを詳細に説明してくれる業者を選びましょう。
業者選びの注意点3:アフターフォローがしっかりしているか
工事が終わった後にどの程度メンテナンスしてくれるか、万が一トラブルが起きた場合に迅速に対応してくれるかといった点も把握しておくことが大切です。工事が終わったらそれまでという姿勢の業者はやめておきましょう。保証や追加工事の費用などもきちんと説明してくれるかどうかをチェックするのがポイントです。
業者選びの注意点4:複数業者に見積もりをする
一つの業者に見積もりをして決めるのではなく複数の業者に見積もりを出すようにしましょう。そうすることでどのような工事が絶対必要でどんな工事が絶対必要でないのかが分かるようになります。また複数業者に見積もることで金額の安い業者を選べるためコスト削減にもなります。
電話回線工事はそれほど頻繁にあることではないので相場が見えにくいというデメリットがあります。それに付け込まれないように悪徳業者を排除する意味でも複数見積もりが大切です。とはいえ高すぎる業者だけでなく安すぎる業者も選ばないようにしましょう。安すぎるとずさんな工事をするか悪徳業者の罠の可能性があるからです。あくまで相場と思える範囲内で安いところを選びましょう。
2.見積もりを依頼する前に行うべき事
業者に電話回線工事の依頼をする前にある程度プランを立てておくことが大事です。以下のようなポイントを見積もり前に確認しておくようにしましょう。
電話機の台数
オフィスを新設する場合や移転する場合は最初にどれくらいのビジネスフォンが必要になるか考える必要があります。従業員に対してどれくらいの台数があれば業務が効率的に運ぶのかは大切なポイントです。電話機の配線にはスター配線やバス配線などの配線方法がありますが、つながる台数に応じたレイアウトが大事なので、この点は確認しましょう。
回線数はどれくらいか
回線の数ももちろん重要です。外線をかける場合はどれくらい従業員が同時に通話するのかある程度予測をつけなければいけません。もしつなぐ回線がアナログ回線なら1回線で1通話しか使えませんが、ISDNや光ファイバーなら数チャンネル使えるので、敷設する回線によっても必要量が変わってきます。だいたい100人のオフィスなら33チャンネルくらいが目安です。
必要な機能は何か?
会議機能や転送機能などビジネスフォンには様々な機能がつまっていますが、必要な機能を備えたビジネスフォン選びも重要です。すでに持っているビジネスフォンを使うなら別ですが、回線工事のタイミングで購入することを考えているならこの点も忘れないようにしましょう。
3.まとめ
電話回線工事の業者選びをする時の注意点を見てきました。信頼できる業者も多いですが、やはりあまり評判の良くない業者もいるので紹介したポイントをしっかり踏まえた業者選びをするようにしましょう。
また見積もり依頼をする前に電話機や電話回線をどのように配線すると良いのか、ある程度のレイアウトをイメージするのも役立ちます。快適なオフィスはやはり回線の効率的な配線も重要なポイントです。