電話回線工事って時間はどれくらいかかる?大まかな目安を解説!

これから電話回線工事を依頼する人の場合、きっとどれくらい工事費がかかるかがまず気になりますよね。でも工事費の他にも意識しておきたいのが工事時間です。

この記事では電話回線工事にかかる時間の目安を、工事内容と合わせて紹介していきたいと思います。

1.アナログ電話回線にかかる工事時間

アナログ電話回線にかかる工事時間

アナログ回線工事を申込む場合は、NTT局内の交換機工事や屋内配線工事、基本工事などが必要となります。交換機工事はNTT局の工事ですが、屋内配線工事は電話配線を屋内まで通すための工事です。基本工事は電話機を通話できる状態にまで接続・設定する作業です。

工事完了までの時間の目安はだいたい1週間くらいです。工事時間は機器などを取り付ける場所や時期によっても変わるので、場合によってはこれよりも長くなったり短くなったりする場合があります。

アナログ戻しって何の工事?

アナログ回線以外の回線を利用しているユーザーがアナログ回線を再び契約することを「アナログ戻し」と呼びます。この作業は現在光回線や他の事業者の電話で利用していた番号をアナログ回線に戻す時に必要です。この作業をしないで他の光回線に変えると、電話番号が別の物になってしまうので注意が必要です。

アナログ戻しはNTTが発行した番号を移行する時に必要となります。ただしNTTの提供する「フレッツ光」をNTTの回線を使う光コラボのプランに変える場合はアナログ戻しは必要ありません。同じNTT系の回線なのでそのまま番号を直接引き継げるからです。また独自回線を使う業者に変える場合も不要です。

しかし光コラボ以外の光回線サービスを使う場合などはアナログ戻しが必要です。以下のいくつかの例をあげます。

アナログ戻しが必要な場合

  • 光コラボ→フレッツ光、光コラボ

アナログ戻しが不要な場合

  • フレッツ光→光コラボ、auひかり/NURO光、電力会社系光サービス
  • 光コラボ→auひかり/NURO光、電力会社系光サービス
  • auひかり/NURO光→フレッツ光、光コラボ、電力会社系光サービス

アナログ戻しの工事を行う場合、工事日数は派遣工事が必要かどうかによって変わってきます。派遣工事なしで行える場合は数日で終わる可能性もありますが、派遣工事の場合は混雑状況によって変わります。引っ越しシーズンに重なると工事を待っているうちに1か月ほどかかる恐れもあります。アナログ戻しは平日のみの作業なので、その点も注意が必要です。

2.光電話回線にかかる工事時間

続いて光電話回線工事時間を見ていきましょう。光電話を使うには光回線の敷設が必要です。光回線はアナログ回線とは違ってメタル線ではなく光ファイバーを使います。そのためアナログ回線を持っているとしても工事が必要となります。もしすでにフレッツ光を使っている人が光コラボ業者と契約する場合は不要です。

光回線工事自体にかかる時間は1,2時間を見ておけば十分です。基本的には集合住宅よりも戸建て住宅の方が長めに工事時間がかかる傾向があるようです。

光電話回線工事の注意点

光電話回線工事をする場合は基本的に申込者の立ち合いが必要になります。そのため自分が家にいられる時間を考えて工事依頼をするようにしてください。

別の注意点は繁忙期の問題です。引っ越しシーズンはやはり申込が集中する場合があるので、工事完了までに数週間かかってしまう恐れがあります。電話はもちろんインターネットも使えない状況が発生する可能性があるので、十分余裕を持って工事依頼するのが大切です。

光回線サービスを提供している業者はNTTやau、ソフトバンク、ドコモ、電力会社系などかなりたくさんあります。人気がある業者は工事にすぐに対応してくれない可能性もあるので注意しましょう。

なお工事には電話線に使っている配管を使うのが一般的ですが、場合によっては壁に穴を開ける必要もあります。持ち家なら良いですが、賃貸の場合は事前に管理人に作業許可を得なければいけないという点も忘れないでください。

3 .まとめ

アナログ回線にしても光回線にしても、工事は申込後すぐに始まるとは限りません。引っ越しシーズンなど工事が立て込んでしまう状況もあります。廃止が決まっているのであまり需要がなさそうに見えるアナログ回線も、アナログ戻し作業の関係上工事が立て込む可能性があります。工事完了にどれくらいかかるかを前もってよく計画しておきましょう。

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