電話回線の増設工事って何をするの?流れや費用と注意点

電話回線の増設工事って何をするの?流れや費用と注意点

社員が増えてデスクを追加すると同時に必要となってくるのが、電話回線の増設工事です。

しかし、いざ電話回線の増設工事をするとしてもどこに依頼すればいいのか、どのような流れで進められてどれくらいの費用がかかるのかなど分からないことが多いと思います。知らなくても動けますが、どうしても効率は悪いですよね。

そこで、今回は電話回線の増設工事って何をするのか、流れや費用、注意点についてご説明しましょう。

1.電話回線の増設工事の流れと費用

電話回線の増設工事とは、使用できる電話回線(電話番号)を増やしつつ電話機などの周辺設備まで増設する工事のことです。では、電話回線の増設工事の流れ、かかるであろうおよその費用相場について見ていきましょう。

電話回線の増設工事の流れ

電話回線の増設工事では、電話回線を所有するNTTに回線の追加を依頼し、そのあと工事業者に電話機などの周辺設備の増設を相談するのが一般的です。つまり、NTTと工事業者の2社が工事に関わってくることになります。

NTTは連絡したあととくにこれといった打ち合わせもなく工事が進むので、問い合わせさえすれば大丈夫です。

  • Webから…Web116.jp
  • 固定電話から…局番なしの116
  • 携帯電話から…0120-116-000

※受付時間:午前9時から午後5時まで(上記は東日本エリアのNTTの電話窓口)

工事業者ではNTTとは違って打ち合わせが必要になるので、以下に主な流れをまとめてみました。

  1. 問い合わせ
  2. ヒアリング
  3. 見積もり
  4. 契約
  5. 増設工事
  6. 引き渡し

ちなみに、工事業者によってはNTTへの連絡や調整まで請け負ってくれる場合もあります。電話回線の増設工事にかかる手間を省くため、工事をスムーズに進めるためにも初めからプロ(工事業者)に任せるのもひとつの手です。

電話回線の増設工事の費用

先述したように、電話回線の増設工事ではNTTと工事業者が関わるため、費用も2社ともに発生します。

  • NTT…2,000円〜10,000円ほど(税別)
  • 工事業者…増設規模や範囲によって異なる

例えば、電話工事でこれまで5,000社の施工実績をもつ「OFFICE110」に依頼したとすると、電話機5台に主装置1台の増設工事で人件費等を含めて費用はおよそ57,000円(税別)。このように設備の台数で変わっていきます。

ただ、工事業者によって差があるので、まずは2〜3社ほど問い合わせて見積もりを比較するのがいいでしょう。

OFFICE110の公式ページはこちら

2.電話回線の増設工事の注意点

電話回線の増設工事って何をするの?流れや費用と注意点

電話回線の増設工事は規模にもよりますが、電話機5台程度であれば70,000円前後とのことでした。しかし、NTTや工事業者に問い合わせればすぐ対応してもらえるわけではないので、ここからは増設工事の注意点をご紹介します。

増設工事の依頼は1ヶ月前にはする

増設工事に限らず、電話回線の工事は問い合わせをしてから工事完了までにどうしても時間がかかります。

  • NTT…2週間程度
  • 工事業者…1ヶ月程度

上記はあくまで一般的な期間で、予約が集中しているとNTTでも1ヶ月以上かかることも、工事業者にいたっては2〜3ヶ月かかることも珍しくはありません。すでに増設が決まっているのであれば、少しでも早くに問い合わせるのがいいです。

もちろん、工事業者に関してはA社で3ヶ月と言われたとしても、B社なら1ヶ月ということもあります。すぐにでも増設する必要がある場合には、何社か問い合わせてみて期間の短いところに依頼するのもひとつの方法です。

主装置の基盤の空き状況を確認する

電話回線の増設工事と聞くと、電話回線さえ増やせばいいと思われがちですがそれは違います。

電話回線を増やしても、回線に繋げられる電話機や主装置がないと使えないですし、主装置の基盤(各電話機の通信を制御する装置)に空きがないと電話機を繋げられません。つまり、基盤の空き状況の確認も必要なのです。

そしてもし主装置の基盤に空きがなかったり、そもそも追加の電話機がないのなら、追加工事までに購入する必要があります。ただ、一般の方が主装置に空きがあるか判断するのは難しいので、工事業者に確認してもらうのがいいです。

見積もりは2〜3社から取るようにする

先述したように、電話回線の増設工事は工事業者によって費用が異なります。さらに、工事業者によって対応している工事内容やアフターフォローの範囲、作業員の技術にも差があるのでどこに依頼するのかがとても重要です。

ですので、工事業者に依頼するときは少なくとも2〜3社から見積もりを取ることをおすすめします。見積もりを取れば工事業者の営業や担当者の雰囲気を知れますし、費用感やアフターフォローの範囲などの確認も可能です。

トラブルに巻き込まれないためにも気になること、不安なことはすべて問い合わせてみて、納得してから契約しましょう。

3.まとめ

電話回線の増設工事では、回線の増設はNTTが、設備の増設は工事業者が請け負うことになります。

つまり、NTTと工事業者の2社に依頼するのですが、工事業者によってはNTTへの連絡にも対応していることがあるので、まずは工事業者に問い合わせるのでも大丈夫です。2〜3社ほど問い合わせてみて比較するのがいいでしょう。

ぜひ、紹介した流れや費用、注意点を参考にしつつ電話回線の増設工事をスムーズに進めていただければと思います。

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